理想的な栄養バランス

理想的な栄養バランス

PFCバランスを意識する

エイジングケアを意識するならカロリー控えめが食生活の基本であることを前回の記事でお話ししましたが、食事の内容には注意する必要があります。

それではどのような栄養バランスが望ましいのでしょうか。

栄養バランスというとビタミンやミネラルをたくさん摂取して脂質と糖質を控えることと考える方もいますが、そう単純なものではないのです。

まず、考えたいのがエネルギー源としての栄養素をどう摂取するのかを考えてみましょう。

精力的に勉強や仕事をこなし、趣味を楽しむためには体を動かすエネルギーが必要です。

人間のエネルギーの元は脂質、糖質、タンパク質ですが、この3つのエネルギー源のバランスに気を配ることが美容と健康にも大いに貢献します。

このバランスはPFCバランスと言って、P(protein タンパク質)、F(fat 脂質)、C(carbohydrate 炭水化物)のエネルギー比率を、Pが15から20%、Fが20から25%、Cが55から60%ほどがよいとされています。

しかし、太り気味の方やダイエットを意識する方なら、炭水化物と脂質の割合をこれよりも多少減らすくらいがちょうどよいという意見もあります。

各栄養素の1グラム当たりのエネルギー量は、タンパク質と炭水化物は4キロカロリー、脂質は9キロカロリーですので、例えば1日のエネルギー量が2,000キロカロリーの場合、PFCバランスをふまえて考えれば、タンパク質が300から400キロカロリー、脂質は400から500キロカロリー、炭水化物1100から1200キロカロリーになります。

外食中心の食生活を送っていると、このバランスが大きく崩れることが多くなります。

昼食にコンビニエンスストアの菓子パンを2個食べ、500ミリリットルのジュースを飲んだ場合、菓子パン1個で500キロカロリー前後となりますし、ジュースは500ミリリットルで200キロカロリー前後となり、これで1000キロカロリーを超えてしまいます。

さらに問題なのは、タンパク質やビタミン、ミネラルなどの栄養素が少なく、ケーキやクッキーと同じ糖分と脂肪分に偏ってしまいます。

しかも菓子パンに使用される脂肪は、バターやマーガリン、ショートニングなどの飽和脂肪酸やトランス脂肪酸が主体です。

高カロリーである上に問題のある脂質を多く摂ってしまうので、これははっきり言って食事とは言えません。

市販の加工食品にはエネルギーをはじめ、タンパク質、脂質、炭水化物、ナトリウムといった5項目を記載することとなっています。

賞味期限ばかりを気にするのではなく、栄養成分表示もしっかりとチェックしましょう。

2015年5月14日|

カテゴリー:栄養の知識